20110819

Form follows function.



20世紀初頭のモダニズムの建築家たちの唱えた「形態は機能に従う」という言葉を奇しくも体現している建築がある。


岐阜県の高レベル放射性廃棄物の最終処分場。
建前では研究施設、ここには捨てないと言っていますが、瑞浪超深地層研究所は最終処分場の最有力地なのは確か。地下に2本の1000mの縦穴を掘るための歪なその形状は、まさしく機能に従っているのだろう。
地層研究という名目で建てられたモノが最終処分場になるとは住民も思ってもみなかったのかな。そもそも、瑞浪に処分場があるということはあまり知られていないし、あまり公表もされていない。


google先生にだってほら。。。

先端技術体験センターすぐ北に研究所は建ってるのに。。。トリニティ伊藤を表示してる場合じゃないでしょう。

岐阜だからって愛知の人間が影響無いなんてことはありません。処分場の横の川は土岐川の支流。土岐川は庄内川へと繋がる大きな川。しかも日本の地盤はフランス等の地下処理場と比べ、含水量が桁違いに多い。瑞浪の地下は湿度100%らしいし、流れ出るのは目に見えてるのでは?と聞きたくなってしまいます。


建築請け負いはスーパーゼネコン2社、研究所周りには馬鹿でかい体育館、グラウンド、公園、博物館、、美術館、資料館、財団公社、技術体験センター、おまけに地球回廊まで。。。瑞浪IC以北数百mにこれだけあれば説明の必要はないでしょう。お金の力は絶大みたいです。


確かこの辺りはウラン鉱床の地域。隠蔽にはもってこいの土地だったのかもしれません。





















もうひとつ。同じく岐阜県土岐市の核融合科学研究所。「岐阜県は原発無いから安全」なんて言ってられませんよ。


僕達若い世代は、ゆとりやらなんやらでいつも酷い言われようばかりされますが、負の遺産やエネルギーの問題と真剣に向き合って行かなければならない、本当に大変な世代なのでしょうね。

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