20110417

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今日は先週に引き続き1日店番のバイト。えー、僕のバイト先は有限会社フ◯◯◯◯イというところなんですが、ちょっと変わっていまして、ペットの餌やりとか墓の掃除とか、社会的にグレーな人の引っ越しの手伝いとか。。。まあ俗にいう「便利屋さん」ですね。今までなかなか面白い体験もさせてもらってますがどんなことかって、公の場では言いづらいのです。。。まあ、社会の裏側を20歳から見せてもらってる訳です。どうしてそんなバイトを?と良く聞かれることがよくあるのでここに書いておこうと思います。


高校3年間、週5〜7で焼き肉奉行を見せつけて時給トップ、夏休みは某観光地で駐車場の整備でピンハ、、、じゃなくてバイトして、中学時代は牛乳や新聞をせっせと運んで筋肉増強と、輝かしい成績を残しつつ、とにかく労働の最下層として日本国に身を捧げて来た訳です。お陰で高一の冬に入院という悲劇に遭う訳ですが。まああれです。焼き肉バイトが終わるの遅くて、んで平均年齢が若くていつも終わって飲む訳で、肝臓を悪くしまして。見事に、医者に「酒とタバコをやめなさい」と16の冬に言われる訳です。大学に入ってからは、服飾やパチンコ屋、焼き肉屋(笑)や引っ越しと様々やってきたのですが、どうもしっくりきませんでした。
んーデザイン科らしくデザイン関係の仕事をするべきなんだろうか?そこで迷ったのが、デザイン事務所か探偵事務所(笑)。一回生の時からNPO法人の専属デザイナーをやってたのもあり、後者を選ぶ事に。で、バイトの求人聞く訳ですがなかなか上手く行きません。バイトの面接に一度も落ちた事がない小生も今回は参った。。。秘密保持の為か求人してないみたいなんです。流石、国から認められた第三者機関と、関心しながら調べていると、ありました。「何でも屋」。すぐに電話して面接と言いがたい面接をうけて見事、何でも屋の一員になった訳です。偶然この世界に足を踏み入れたのですが、とても興味深い世界なんです。が、それを書き出すとかなりの文章になってしまうのと、一応バイト先での情報やうんぬんは他言してはいけないルール。どこどこのなんたら組が事務所を移したとか、どこどこのだれだれが夜逃げしたとか。。。もの凄くでグレーなんで人にはなかなか言えません。


そんなこんなもありますが、今日は割と大人しくある店までいって店番をしていた訳です。あまりに人が来ないので、(先週学習した)本を読んでいました。冲方丁の「天地明察」。小生は時代小説というものをあまり読みませんがこれは別でした。天文学や数学、暦学がエンターテイメントと混ざり会いながら、時代や改暦の熱を描写しているので飽きる事無く読む事ができます。装丁も美しいですしね。文字にもかなり気を遣っていますのでストレス無く読む事が出来ます。なかなか楽しませてもらってます。小生は読書と映画に関しては、なかなか精通していると自負しています。映画や本の話は、当ブログでも紹介していこうと思います。



人の動きを観察して、タイプ化、分類化して統計をとる。数字でしか出てこないイメージを、スケッチして平面に起こす。人の流れをイメージしながら、ペンと紙を使いベクトルデータをラスタデータへと変換する。ペンは強く握られたり優しく握られたりして人間の移動を抽象化させ平面に落とし込んでいってくれる。そんな行為を続けて空間の再構築へのアイデアを絞り出す。

動線はスペースデザインでは必ず出て来る問題だ。これをおろそかにする方や、もっと酷いとまったくしない人もいるが僕は大切にしていきたいプロセスの一つ。これは藤が丘駅の再構築をした時の最初のイメージ。最終的なプランや模型を見てみると、全てはここから始まっていたのだとあらためて確認出来る。

昨晩読んだJames Webb YoungのA technique for producing ideas/アイデアのつくり方/にも同じようなプロセスが載っていた。こちらの本もお勧めの一冊である。













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